銀行ローンの専門家
家族の安心を求める家族である社員が共に生きていくためには、仕事ができるだけではいけない。
和を以て尊。
互いが尊敬し合い、人間的に成長できるような組織でなければ、会社の成長はあり得ないと考えられていた。
成果主義の導入によって、人を数字で評価するようになってしまったのである。
売り上げという数字はあくまで結果でしかない。
利益だけを追求していたら、いつかきっと壁にぶつかる。
でも、社員の絆が深ければ、どんな危機だって乗り越えられる。
そんな日本的な価値観をRイスは社内に家族を作ることで、浸透させている。
Rイスという会社は、人材ビジネスの業界で独自のスカウティングを展開してきた。
従来はスカウティングといえば外資や大手企業の経営陣や幹部クラスといった、一定のキャリアを備えた人を対象としていたが、その概念を現場の一線で活躍する若手社員にまで一気に広げたのがRイスである。
もともと人材斡旋というビジネスは、企業の求人意欲が高いときはどっと伸びるが、採用環境が厳しくなると打って変わって苦戦を強いられるモデルだ。
そのようなアグレッシブな人材ビジネス企業が、一見古くさい家族的経営を志向したところが興味深い。
多くの企業と接して採用支援やコンサルティングを手がけてきたRイスが、自ら選んだ道が家族的経営というのは、日本企業のDNAを感じさせる選択といえる。
時代の先を走る企業といっても、働く人の心は同じということ。
むしろ変化の激しい環境だからこそ、人は組織に家族的な安心感を求めるのではないか。
不安を感じやすい日本人の気持ちを前向きにさせるのは、家族的な安心感といえる。
Rイスの家族的経営の仕組みには、メンター制度的な新しさも感じられる。
進化した家族主義、それこそが現代の日本企業に合う1つの仕組みだろう。
滅私奉公。
日本人はその昔、会社のために身を粉にして働くことを厭わなかった。
会社への忠誠心が強く、プライベートよりも仕事が優先されていた。
社員全員が会社を発展させるために一丸となり、文字どおり、会社のために尽くしてきたのである。
そんな価値観が確かに存在していた時代があった。
忠誠心.に加えてご体感や。
和.が日本の強さであり、空前の経済成長を遂げる原動力となったのだ。
その後、欧米流の個人主義が蔓延したことで、日本の強さの源泉だったはずの会社への忠誠心は徐々に薄れていった。
バブル崩壊後に相次いだ企業の倒産も、帰属意識に変化を与えただろう。
ひと昔前なら絶対に潰れることはないと考えられていた企業が、立て続けに倒産してしまったからだ。
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